ちょっと興味もあったので、桜日和鮎実さんの「パニくる!?」を読んでみました。
うん……病気の初期に感じたことがまんまここに……
本当に最初は病気だなんて思わないんですよ。ただの不調としか思わないんですよ。
俺の場合は、仕事の疲れが抜けないものとばかり思っていました。
けど、診察してもらった結果パニック障害だったわけですよ。
まぁ、その診断に至るまでにも紆余曲折あったりするわけですが。
人それぞれの症状はあるけど、俺の場合は立ってられないほどの疲労感と動悸がメインだった。
で、本当に「死んだほうがマシ」「死ぬわこれ」って思う。というか、そこから逃れられない。いわゆる「希死念慮」ってやつ。
そして、外に出られなくなる「広場恐怖」
とにかく、発症初期はひどかった。
もちろん、そんな自分に焦りも出てくるし、早く社会復帰しようとか考えてしまうこともある。
だけど、精神疾患って長い付き合いを覚悟しなくちゃいけない病気だと思うのね。
そんな時に読むのに(読む力もないかもしれないが)最適なのがまさにこの「パニくる!?」だと思うんですよ。
精神疾患って患った人は、まずその病気を自分なりに理解しようと思って勉強しようと思うんじゃないかと思うんです。
少なくとも俺はそうでした。
だって、向かい合う相手のことが何もわからないんじゃ、向かい合うこともままならないから。
で、色々それっぽい本が出てるので買ってきて読むんだけど、読むだけでもしんどいと思うんです。
そんな時に読むには、マンガってスッと入ってくるんじゃないかと思います。
そして、専門家が書いているのではなく、罹患者が自分の体験として書いているからよりわかりやすく、パニック障害と診断されたばかりの人にはもってこいの本なんじゃないかと思います。
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